VOICE 05/鍼灸師(栃木県・男性)
研修三ヶ月後のお便り
9月の研修では、大変お世話になりました。思いきって、研修させていただいたことで、私の鍼灸人生は大きな転機となりました。鍼治療では、自信をもって、そして、いろいろ工夫しながらできるようになりました。「70才までには!」と心に決めて、実践に、勉強に、毎日取り組んでおります。
まず勉強ですが、「意釈黄帝素問・霊枢・難経」を読み、ここだと思うところは書き写しております。「下合穴」や「頚部六合」なども見つけました。古典が読んでいて楽しくなって来ました。治療は、先生から教えていただいた方法でいろいろ試みております。
患者さんによっては、1時間以上かけて、全行程を実施。あるいは、陰陽交叉や子午を試みる。鍼を貼って、兪穴や募穴・頚部六合の反応を確かめる。鍼を貼って、逆の反応を経験したりしておりますが、見事に改善した時などは、うれしくなります。
実は、「温灸(棒灸)などは」と思っていたのですが、これが意外と効果をあげ、患者さんにも好評なのには驚いております。
まだ症例報告とはいきませんが、わずか3ヶ月ということを考えると、すごい進歩だと思っています。「またチャンスをつくって、研修できれば!」と、期待しているところです。(2008年)