TAC-TRAINEE-Voice

東方鍼灸院研修生の感想文

VOICE 09/鍼灸師(北海道・女性)

 半日の研修でしたが、たくさんのことを学べ驚きもたくさんありました。早速、恵庭の治療院に帰院してから、坐骨神経や腰痛の患者さんに臀部の圧痛をみて胃兪などに鍼をしたり、ふくらはぎの圧痛をみて手足の方へ経絡を少し変えて、鍼をしてみた所今まで経絡や局所にしても大きな変化がなかった方が少し結果がよくなり喜んでいただき、私自身もすごく嬉しかったです。

 研修させていただいたことを思い返し、できることから始めようと決意して治療しましたら患者さんも喜んでくださりました。研修させていただいたことに感謝いたします。北海道の学術大会でも吉川先生の治療に感動し、またメモをたくさん取ったプリントもありますが、臨床に出てからみる治療はまた違った角度からみられて、吸収できました。

 患者さんの様子を見ても、帰りは『顔』が明るくなっていたり嬉しそうに帰られる様子を見て、こういう治療をしなきゃいけない、そして、「自分はこういう治療をするんだ」、「してるんだ」という信念を強く持ち、患者さんや周りの方へ伝えていくことが大切なんだと感じました。吉川先生のところでの研修を終えてから話す言葉が変わりました。

 今まで「鍼灸師」として、どう伝えていくか「師」となる鍼灸の先生がいなかったこともあり、本当に伝える言葉「鍼」ということの伝え方が少し解りました。少しずつ患者さんとのコミュニケーションが変わりました。

 私も治療の一部をしていただき、次の日からだが楽になりました。ぐっすり眠れ2~3日すごく調子がよく、仕事をしながら感じていた疲れも結果が見える治療ができたからか、疲れ方が変わりました。本当に楽しく仕事ができています。もっと先生の治療や治療スタイルなど研修でみたいと感じています。

 たくさんの引き出しを持って治療し、もっともっとたくさんの患者さんの笑顔が見える治療と、それを伝える信念を強く持ち高めていきたいので、帯広へ数日行けるように時間を見つけ、また研修させていただきたいと思います。(2009年)